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これでは非難されて当然。靖国神社が悪い意味で右傾化している模様

      2015/07/20

戦死者参拝は右翼も左翼も関係なく出来るようにするべきではないだろうか?

先日、安倍昭恵夫人が久々に靖国神社を参拝したことが話題になっている。早速、中国、韓国では批判・非難の声が出ている。しかし、靖国神社の現状を知れば批判されるのは止むを得ないと感じるはずだ。

靖国神社の現状を知ってもらう前に大前提の話をしよう。

靖国に祀られている戦死者は「お国の為!」と言って戦った人だけだろうか?

あなたに質問しよう。
靖国に祀られている戦死者は右翼だろうか?それとも左翼だろうか?

答えは、右翼の場合もあるし、左翼の場合もある、またはどちらでもない場合もあるのだ。当然のことだ。戦争で戦った日本兵は徴兵によって本人の意思に関係なく戦った人も多いのだから。

つまり、今の保守・右翼が言うような「日本の戦争は正しい」という人ばかりが戦っていたわけではないのだ。「こんな戦いは間違っている」と思いつつも戦いを強制された人もいたのである。

悪い意味で右傾化が進行している靖国の現状

私は靖国神社に行ったことが無いのだが、写真を見る限り悪い意味で右傾化が進行していると感じた(以前からこんな状態だったのかも知れないが)。

まず、安倍昭恵夫人がフェイスブックに投稿された以下の写真をご覧頂きたい。

yasukuni

背景には「大東亜戦争70年展」とある。

大東亜戦争」とは「太平洋戦争」の別名であり、日本の戦争を正当化する為に保守・右翼が好んで用いるものだ。

それに加えて次の写真だ。ご覧頂きたい(出典不明)。

先日の米国議会での演説で戦争謝罪を避け、日本の戦争を正当化した張本人である安倍首相のグッズが豊富に取り揃えてあるのだ。

保守・右翼は「英霊を讃えて何が悪い!他国に口出しされる筋合いは無い!」と言うが、これらの写真が現実なのである。こんな余計なオプションが付けば批判がくるのは当然だ。

右翼以外でも参拝したい人はいるのだ。だから政治色は持ち込むな!

最初にも言ったが靖国神社に祀られているのは右翼だけではない。「こんな戦いは間違っている!」と思いつつも止むを得なく戦った人もいるのだ。当然、そういう思いを継承した人も参拝しに来るわけだ。

靖国に参拝しに来るのは戦争を正当化する人ばかりではない。諸外国には申し訳ないと思いつつも、祖先のことも大切にしたいと参拝する人もいるのである。

祖先を敬う行為はおそらく世界共通の概念だろう。なので靖国で参拝するだけでは韓国も中国も過剰には批判はしないだろう。右翼・左翼の問題ではない。相手に対する配慮が出来るかどうかが問題なのだ。

現在のように「保守・右翼の聖地」と化してしまった靖国神社は、その存在自体が侵略にあった国にとっては不快なはずだ。同じく日本人でも半数が不快に思うだろう。ただ純粋に死者を弔いたい人にとっては邪魔なオプションが多すぎるのだ。

最後にもう一度言うが、戦争で戦い死んでいった人は「日本の戦争は正しい」と思って戦った人ばかりではない。当時も現在のように様々な意見があったが、徴兵により本人の意思とは関係なく強制的に戦わされたのだ。

このように様々な思想の人が祀られている靖国神社を特定の色に染め、その色以外の人を排外することは間違っている。これでは「右翼以外参拝禁止」と言ってるようなものだ。祀られている戦死者もそれを望んでいないだろう。戦死者を弔う気持ちがあるなら、もっときちんと戦死者のことを考えるべきではないだろうか。

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