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【世界遺産】延期するも登録完了。原因は日本と韓国どちらに?良くも悪くも日韓政府の姿勢は正反対だ

      2015/07/20

【速報】
世界遺産問題でメディアが報じていた「韓国の言いがかり問題」ですが、言いがかりを付けていたのは日本だということでほぼ確定です。詳しくは以下にまとめましたのでよろしければご覧いただければと思います。

【世界遺産問題】韓国人強制労動の証拠は存在していた!それでも事実は無いと嘘付く日本

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先日から韓国との交渉が続き、やっと「両国の遺産登録に協力し合うことで合意」することになったわけですが、どういうわけだかまたもや難航しているようです。

詳しいことは分かっていませんが、韓国の保守派が抗議したことが原因で長引いているという見方が強いです。

一度協力することで合意したわけですから、土壇場になってそれを覆すのは迷惑な話ですよね。世界遺産委員会の人達にも迷惑がかかるわけですし。

もちろん、韓国人が徴用されたという事実(※)があるわけですから韓国の国民が反発するのは当然のことです。しかし、それを分かっていて合意したわけですから、このギリギリのタイミングで意見を変えるのは反則です。

ましてや韓国の文化遺産は無事登録されたわけですから、「そのタイミングを見計らって日本の遺産登録に反対して自分だけが利益を得ようとした」と思われても仕方が無いと思います。韓国もこれ以上日本と関係を悪化させたくないはずですから、その意図は無いと思いますけどね。

韓国批判はこのくらいにしておき、この騒動で日本と韓国の両政府で対極的な部分があることが分かりました。それについて書いていきます。

※徴用(強制労働)の事実について

徴用(強制労働)は日本人に対しても行われています。1910年に日韓併合で韓国人は日本人になったので、当然彼らも徴用されたのは事実だということです。そして、日本が遺産登録したのは1850年代から1910年の間。日本政府には韓国の批判を避ける意図があったのだと思いますが、逆に「姑息なやり方だ!」と反発を買ってしまったわけです。記事最後にも書きますが、私は日韓併合期間含め登録すべきだったと思います。そのほうが歴史的・資料的価値は高まりますからね。

世界遺産騒動で分かった日韓両国政府の違い

両政府の対極的な部分、それは『国民に対する意識』です。

この騒動は『韓国の保守派が抗議』したことが原因です。言い換えれば『政府の意識がきちんと国民に向いている』という事なんですよね。国民のわがままを聞いたばかりに面倒な事になっているわけです。一方で安倍首相は国民の意見に全く耳を傾けないどころか、言論封殺して意見を封じ込めようとしているわけです。

パククネ大統領も日本と韓国両方から文句を言われていますが、セウォル号事件の失態では5回もの謝罪を行っています。一方で安倍首相はイスラム国(ISIS)問題で人質を救出できなかった事に関して一切謝罪の言葉はありませんでした。その上、安倍首相の行動がきっかけでイスラム国から名指しで日本がテロの標的として宣言されたわけです。それについても謝罪はありません。国民を危機的状況に陥れるきっかけを作った本人が謝罪の一言もないのは不誠実にも程があります。

韓国政府の国際マナーの足りなさは問題ですが、身内意識が強く国民想いなところは日本よりも良いと思いますね。というよりは安倍首相が過去最低レベルだから相対的にパククネ大統領が良く見えるのかもしれませんが。。。

終わりに

最後に世界遺産登録について個人的な考えを書きます。

私の考えはある韓国人も主張していた『負の面含めて遺産登録する』というものです。

なぜなら、世界遺産は歴史的・資料的価値があってナンボだと思うので、日本にとって都合の良い部分だけを切り取って登録しても、価値が下がると思うんですよね。もちろん、これは韓国に対しても同じです、韓国が主張する徴用(強制労働)があったことだけ登録しても価値はありません。つまり、徴用された事実と日本の近代化の象徴という両面を登録して、反省すべき点と誇れる点を後世に語り継ぐ事が大切だと思います。

追記:無事(?)登録完了

無事登録されましたね。ただ、モヤッとする結果ですね。韓国が主張する『強制労働』を『Forced to work』と表現することで互いに納得したようですが、両国の解釈は依然異なったままです。

『Forced to work』を日本は「強制労働ではない」、韓国は「強制労働だ」と互いに都合良く解釈した感じです。まぁ、現地の人も喜んでいたみたいだし、一応互いに「これで良い」となったみたいなので一段落でしょう。

ただ、ネットを見るとそういうわけにはいかないようです。『愛国』な方々が猛抗議しているようです。先日は韓国の保守が騒ぎ延期させ、今度は日本の保守があれこれ文句を言っています。

結論:『日本も韓国も愛国『保守』は面倒くさい!』

登録しないほうが良かった?

というか日本政府はこの内容で登録すれば日本の保守から反発を受けるのを想像できなかったんですかね?それとも国民の大半は「細かいことは気にしないだろう」と思った結果なのでしょうか?

私自身は「徴用の事実は間違いないんだからそれは認めつつ、奴隷のような扱いはしなかった事をしっかり主張すれば良い」という考えなんですが、保守の人達はそうはいかないようです。「こんな結果なら登録しないほうが良かった」という意見も多いですね。

土壇場で意見を変えた韓国が悪いのは間違いないですが、この内容でOKを出してしまった日本政府も間抜けですね。政府が「強制労働はあった」と認めるなら分かりますが、「なかった」という意思表示をしているわけです。しかし、『Forced to work』という表現はほとんどの人が『強制労働』と解釈するわけですから整合性が取れません。

そもそも韓国が徴用について抗議し始めたのは何年も前からなんですよね。つまり、こういう問題になるのは分かりきっていた事なのだから、事前に解決してから遺産登録すべきだったと思います。結果を急がなければこんな中途半端な結果にはならなかったはずです。

また別件ですが『安保法案』も同じでしょう。結果を急ぎ国民の理解を得ないまま無理やり成立させれば、今回のように望まぬ結果になる可能性があるわけです。きちんと内容を詰めてから行動に移さなければ取り返しのつかない事態になりかねません。政府には慎重さを要求します。

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