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連帯責任だから差別は当然?ヘイトスピーチは何故駄目なのか?根本的な理由を考えてみる

   

世界各国から日本の信用を失いかねないヘイトスピーチ・人種差別問題。常識的に考えればしていけない事だというのは当然です。

しかし、何故ヘイトスピーチは起こるのか?それは『連帯責任』という概念がそうさせているんだと私は考えます。

ヘイトスピーチと連帯責任

ヘイトスピーチをする人達は「在日特権を許すな」「在日の犯罪を許すな」などと言って、在日韓国・朝鮮人を国外追放しようと必死です。

そもそも、「在日特権」と言っても、私たちが想像するような「特権」が存在しないことはヘイトスピーチを行う団体『在特会(在日特権を許さない市民の会)』の広報部自身がデマであることを認めています。ただ単に在日外国人が持つ権利を一部の悪人が悪用しているだけなんですよね。

その一部の悪人の犯行を連帯責任として「同じ韓国人なら責任をとって日本から出て行け」と一般市民にも主張しているわけです。

連帯責任の意味を勘違いしている人が大半

連帯責任を理由にヘイトスピーチや差別行為を正当化している人が多いのは間違い無さそうですが、そもそも連帯責任の意味を勘違いしているんですよね。

連帯責任の存在意義は、互いに責任を負わせ、互いに監視しあうことで問題発生のリスクを減らすというものなんです。つまり、監視しあえる近い環境にいる人(家族、友人など)に責任を科すことが本来の用途です。全く無関係の人に責任を科すのは誤りです。それはただの責任の擦り付けでしかありません。

例えば、学校のクラスでイジメが起きた場合、教師はクラスの生徒全員を連帯責任として叱ることがありますが、それはクラスの生徒全員がイジメを止められる環境にいたにも関わらず止められなかったからです。しかし、いちクラスのイジメで全校生徒を叱るケースは滅多にありません。なぜなら、他の学年と関わる機会自体滅多に無いので、イジメの実態を知ることすら難しいからです。それで連帯責任を取れなんて言われても理不尽なだけですよね。

別の例を挙げてみましょう。

例えば、あなたは東京都足立区の出身で就職活動中の学生です。ある日、足立区で全国で話題になるレベルの凶悪事件が起きたとします。そして、あなたは会社面接に行き、履歴を見た面接官が、

「あなた、先日凶悪事件が起きた足立区出身なの? 足立区恐い人多いから心配だなー。悪いけど帰ってくれる?」

これ、酷い仕打ちだと思いませんか?出身が同じというだけで責任を負うなんて理不尽ですよね。もし、犯人が友人だったら止められなかった責任はあるかも知れませんが、赤の他人では無理な話です。

これと同じことが在日韓国人に対して日常的に行われているわけです。日本には50万人の韓国人が住んでいるとされていますが、ほとんどの人は犯罪者とは無関係です。何故彼らが責任を負わなければならないのでしょうか?

おわりに

これまで述べてきたようにヘイトスピーチ・差別は不当で理不尽な行為です。なのに法規制を一向に行おうとしない現政権や、表現の自由などと言い差別を正当化するレイシストには強い憤りを覚えます。差別行為の法規制は国際的には常識となりつつあるので、うやむやにしたり正当化すれば日本と日本人の地位を落とすことに繋がる事でしょう。そうしない為にも正しい判断をしてもらいたいですね。

そして何より、人種や出身で判断するのではなく個人に目を向けること、それが一番大切です。

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