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テロリストも元は普通の人。何故こうなったかを考えることが重要

      2015/11/18

先日起きたパリ同時テロや以前起きたISISによる日本人殺害など、テロは悲惨で卑劣極まりない行為です。そして、普通の犯罪と比べ根本的な解決が難しいという特徴があります。

なぜ根本的な解決が難しいのかというと、犯人を拘束・処罰しておしまいというわけにはいかないからです。

元々テロリストは精神異常者ではなく普通の人

テロリストが猟奇殺人の犯人のように殺戮を楽しむサイコパス的性質を持った人であれば解決は簡単なんですよね。拘束して監禁すれば済むからです。サイコパスは先天性のものなので第三者がどうこうできるものではありませんし、そうしなければならない責任もありません。

しかし、テロリストはサイコパスとは異なります。テロ行為そのものは異常ですが他の部分は我々一般人と変わらないんですよね。例えば、イスラム国(ISIS)のコミュニティには行政があり、商店があり、さらには結婚相談所まであります(ちなみにテロや戦闘を行うのはイスラム国構成員の一部でしかありません)。

そもそも、本当の異常者はイスラム国(ISIS)のような組織的な活動をすることが出来ません。異常な集団には違いありませんが、彼らには彼らのルールがあり、その中で規律を守り行動しているわけですから、テロリストにも一般的な社会性が求められるわけです。

どうすれば普通の人をテロリストにせずに済むかを考えなければならない

イスラム国は世界中さまざまな人種を集めて作られたテロ組織です。イスラム国に参加する前は皆私たちと変わらない生活をしていたわけです。以前、日本の学生がイスラム国に志願してニュースにもなりましたよね。

今までは犯罪とは無縁のごく普通の生活をしていたのに、”何か”をきっかけにテロリストになろうと決心したわけです。

つまり、空爆などで現在いるテロリストを一掃したとしても、”何か”の部分を改善しない限り新たなテロリストが生まれ続けるわけです。

その”何か”とは、中東で起こるテロに限っていえば、『欧米による価値観の押し付け』ですよね。そこを何とかしなければ無限に連鎖します。ましてや武力で力ずくで解決しようとすれば連鎖の鎖はより強固なモノになってしまうでしょう。

武力で解決しようとした結果・・・

9.11アメリカ同時多発テロで「テロに屈しない」とアメリカが表明して武力で解決を試みてきて14年が経ちましたが結果はどうでしょうか?当時よりも明らかに今の方が状況が悪いと思わざるを得ません。14年経ってテロを根絶するどころか拡大させてしまっているんですよね。

アメリカはこの過ちを認め、一刻も早く行動を改めなければ取り返しがつかないことになりかねません。ここまで来ると引くに引けない状態かも知れませんが、なんとかして打開しなければ10年20年後の世界はとても生き難いものになってしまうと思います。

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