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【天皇退位】マスコミが「譲位」ではなく「退位」を使う理由

   

天皇陛下の退位について、一部には「退位は不敬だ、譲位を使え」とマスコミをバッシングする人がいます。

もし本当に天皇陛下に不敬を働く意図があって「退位」という言葉を用いているのなら問題ですが、まずそんな人はいません。なぜなら国民の9割以上が退位(譲位)に賛成しているからです。不敬どころか天皇陛下の意思を尊重しているわけですよね。人権を重視する左派メディアなら尚更です。

では一体なぜ譲位ではなく退位を使うのか?という話になりますが、これには明確な理由があります。

マスコミが「譲位」ではなく「退位」を使う理由

単純な話です。

天皇陛下は「退位」の意向を示されただけであって、「譲位」の意向は示されていないからなんです。

どういう事かというと、「退位」と「譲位」はそもそも意味合いが異なります。「退位」は天皇の地位から身を引くことを意味するのに対し、「譲位」は天皇の地位を後継者に譲るという意味です。

先日あった天皇陛下の声明では、誰に天皇の地位を譲るとは言ってないんですよね。

もし、天皇陛下が「○○に天皇の地位を譲る」と明言してれば、「譲位」と報じるのが適切ですが、まだそういう声明は出されていないので「退位」と報じる方が適切なわけです。

「退位」を理由にマスコミ批判はナンセンス

「退位」には死を連想させる意味合いもあるので「不敬」だと思うのは分かります。

でもそれは感じ方の問題だったり、報道として適切な表現方法を優先するかどうかの違いなんですよね。逆に、「譲位の意向を示していないのに譲位と報じる方が不敬だ」という考え方だってあるわけです。

陛下の発言がきっかけで不毛なバッシングが起きることは、最も陛下が望まない事態だと思います。

陛下を敬う心があるならば異なる価値観をバッシングすることなく、多様な価値観を認めるべきではないでしょうか。

 - 雑記