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信仰の深さは周りを見えなくする – 寺社に油事件の金山昌秀について

      2015/07/20

全国の寺社に油を巻いた金山昌秀容疑者が韓国系日本人だと判明し、早速ネットのあちこちで事件とは無関係な韓国人・朝鮮人が誹謗中傷されていますね。犯人が日本人だったら「犯人が悪い」で済まされるのに、何故犯人が韓国系だと無関係な人までが攻撃されなければならないのでしょう。明らかな人種差別です。メディアが「韓国系」と表記しない理由も頷けます。

それはさておき、金山容疑者はキリスト教系インターコープ宣教会に所属し、この教会は韓国国内でも破壊的なカルトだと危険視されているようです。そして犯行の動機については「日本の寺社を油で清め、日本人の心を古い慣習から解放する」という理由で行ったと主張しています。一般人からすれば意味不明な動機ですが、それがカルトたる所以なのでしょう。

金山昌秀容疑者の驚きの経歴

金山容疑者がどういう人物か気になり調べてみると物凄い経歴の持ち主だと発覚しました。

  • ニューヨーク子宮内膜症センター所長
  • 米国産婦人科学会認定専門医
  • ニューヨーク Mount Sinai 医大生殖医学科臨床助教授
  • Johns Hopkins大学医学部病理学客員研究員
  • Global Koinoniaミニストリー(ノルウェー)理事及び国際顧問

私は医療のことは全く分からないのでこの経歴がどれくらい凄いのかは分からないのですが、金山容疑者は2006年以降、子宮内膜症不妊症分野で全米トップドクターとして選ばれて続けているとのことなんです。当然多くの人命を救ってきた信頼における医師なのでしょう。

そんな優秀で信頼される人物が何故このような事件を起こしてしまったのでしょうか。「清める」というのは分かりますが、「油をまく」という行為は文化財を損壊させる行為なので、いかなる理由があろうとも許されるものではありません。

信仰の深さは思考を停止させる

ネット上だと「韓国系」であることばかりに注目がいっていて、根本的な部分を見てない気がしてなりません。こういった事件は人種とか国籍の問題でありません「信仰の深さ」が原因なんです。

先日、集団的自衛権に固執する人達に関しての記事を書きましたが根本はそれと同じです。集団的自衛権に過度に固執する人達は反対派に対して暴言を吐いたり、人格否定をしたりと酷い仕打ちをするわけです。これは、「安倍首相は絶対に正しい!」「集団的自衛権は絶対に必要だ!」といった強い思い、つまり「信仰の深さ」がそういった過激な行動を引き起こしているわけです。

宗教を否定するわけではありませんが、信仰があまりにも深くなるのは危険です。特定の価値観が絶対になり周りが見えなくなるからです。思考停止状態と言えるでしょう。今回は「油をまく」行為が「清め」だったからまだ良かったものの、「火を付ける」ことが「清め」だという教えもあるかも知れないわけですからね。現にオウム真理教には「人を殺すことで人を救う」という異常な教えがあったわけです。

宗教でなくても自分の価値観が絶対だと信じ、他人の考えを許容しないことは危険なことです。なぜならそういったことが原因で戦争が起きるわけですからね。人の意見に寛容になりましょう。

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