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【日韓領土問題】国際法で有利とされる日本の主張が本当に正しいと言えるのだろうか?

   

長らく続いている韓国との領土問題、竹島(韓国名:独島)の話です。

国際法上、日本がかなり有利だと言われている為、日本は韓国に対し「国際司法裁判で戦おう。韓国が正しいと思うなら裁判所で主張すればいい」というスタンスをとっているわけです。

おそらくほとんどの日本国民が「国際法上に日本が有利なんだから正しいのは日本だ」と思っている事でしょう。でも、その考えは必ずしも正しいとは言えません。

その理由が分かりやすい例と挙げてみましょう。

具体例 : 国内の犯罪者を裁く裁判の現実

事件や事故を起こした容疑者は「殺す気は無かった」とか「相手が車の前に急に飛び出してきて避けられなかった」と口にしますよね。これが減刑を狙った悪あがきである可能性もあれば、ただただ真実を語っている可能性もあるわけです。

問題なのは真実を語っているのにそれを裏付ける証拠が出てこない場合です。

袴田事件をご存知でしょうか?殺人事件の冤罪で48年もの間、拘束されていた一大事件です。しかも死刑が確定していてあと少し遅れれば罪も無い人が殺されていたわけです。この冤罪事件が起きた原因は真実を証明できる証拠が提示できなかったからです。警察が証拠を捏造していた事実も有りますが、真実を証明できる証拠があれば捏造を暴く事は容易です。

つまり、裁判に有利である事が真実だとは限らないという事なんです。

領土問題の争点

あまり話を難しくすると主張がぶれそうなのでざっくりと簡単に領土問題の争点をまとめます。

現在の状況

現在、竹島を実効支配しているのは韓国です。

国際法上、実効支配している国がその土地の領有権を有するとされているわけですが、そこには「平和的で継続的」という条件が必要となります。日本は韓国に抗議を続けているわけですから、条件は満たしてないということになります。つまり、現時点では竹島は日本と韓国「どちらのものでも無い」ということになります。

これが現在の状況です。

どうすれば日本のものになる?

国際司法裁判で戦えばほぼ確実に日本のものになります。

先ほど言ったように領土は実効支配している国のものになるわけです。しかし、現在は日本が韓国に抗議している為、韓国の実効支配は無効になります。

となると、それ以前に実効支配していた日本のものになるということなんです。竹島は1905年から韓国に実効支配されるまでは日本が実効支配していました。これが日本が「国際司法裁判で戦えば勝てる」という理由です。

どうすれば韓国のものになる?

韓国は日韓併合される1905年以前は韓国が竹島を実効支配していたと主張しています。もし、これが事実であれば竹島は韓国のものになります。なぜなら、既に持ち主が決まっている土地を「ここは日本のものだ」と主張しても国際法上認められないからです。

1905年の実効支配はお互いが主張。しかし・・・

日韓併合前の1905年以前は日本と韓国がお互いに実効支配していたと主張しています。しかし、両国とも決定的な証拠が無いというのが現状です。当然です。100年以上前のことを正確に知ることなんて今更不可能ですからね。

つまり・・・

1905年以前の事実を知る確定的な資料が両国に存在しないという事は、それ以降に存在する資料で判断するしかありません。つまり、国際法的に通用する最も古い資料は日本が有している為、国際司法裁判で戦えば日本が勝てるということなんです。

おわりに

今分かっている事は「国際司法裁判で戦えば日本はほぼ確実に勝てる」という事だけなんですよね。たまたま日本に有利になるようにルールが定義されていたというだけの話なんです。本当のところは真実を証明する証拠が日本と韓国両方に欠けているということなんです。

国際司法裁判で戦えば勝てる日本は裁判を提案し、負ける韓国は拒否するのは当然のことです。しかし、それが真実とは限りません。袴田事件のように何年もあとになって覆る事もあるわけです。

とは言っても「国際社会の一員なんだから出廷すべき」という意見もあると思います。これに関して私はYESとは言えません。

なぜなら、もし自分が何らかの犯罪の疑いを掛けられて出廷するように言われたら、裁判に勝てる証拠が無ければ出廷する事はリスクでしかないからです。自ら冤罪になりに行くようなものなんですよね。だから私なら出廷拒否します。これに当てはめると韓国が拒否する理由は十分に理解できます。

この領土問題はどちらが絶対に正しいとは言えないと思います。歴史観の違うだけです。大切なのは互いに意見を尊重し合って歩み寄る事だと思います。

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