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飛び火は海外に。セクハラヤジ問題の犯人の一人は自民党の鈴木章浩都議。しかし他は知らん顔

      2015/11/09

先日、東京都議会本会議で起きた、いわゆるセクハラヤジ問題ですが、犯人の一人が自民党の鈴木章浩都議であることが判明しました。

ヤジ発言は自民・鈴木章浩都議…会派離脱申し出

騒動の発端は、東京都議会本会議で塩村文夏都議が晩婚化などの質問にたった際、「早く結婚した方がいいんじゃないか」「子供を産めないのか」などといった女性に対するセクハラとも受け取れるヤジを浴びせられたということです。セクハラヤジは自民党の席周辺から複数聞こえていて犯人は複数いるとされています。

今回、セクハラヤジを行った一人が自民党の鈴木章浩都議であることが発覚したわけですが、マスコミに数度に渡り取材されているのですが平然と嘘を付いてやり過ごそうとしていたんですよね。声紋分析していると聞いてこれは逃げ切らないと思ったのか、とうとう自白したわけです。

鈴木章浩都議は「誹謗するつもりはなかった」と釈明していますが、アイドルのコンサートでファンがエールを送るようなつもりで言ったとでもいうのでしょうか?会議の席でそんなことあるわけがないですよね。声紋分析されて逃げ道なくなったから仕方がなく謝罪した、そのように感じてしまいます。

セクハラヤジ問題は海外でも大きな騒動になっている

今回の騒動は国内にとどまらず海外にも飛び火しています。CNNやロイター通信が取り上げているようです。

都議会ヤジ:女性蔑視、海外に波紋 五輪イメージダウンも

日本に住む日本人の感覚であれば問題視されるのは当然であっても海外で大騒ぎになるような問題で無いのでは?と考える人は多いと思います。私自身、海外のニュースにまで発展するとは想像していませんでした。

よくよく考えてみればセクハラどころか人権侵害にもなるんですよね。女性に対して「子供を産めないのか」という発言は先進国ではタブーです。子供が欲しいと思っていても産めない人は大勢いるわけですから。

先日、「平均年収男性502万円、女性268万円は格差ではない」という記事を書きましたが、職種や業界にもよりますが、世界的に見れば日本はまだまだ男女平等には程遠い国なのだと考えを覆させられました。

海外メディアに晒されたことで分かったことは日本は性差別、そして性犯罪に対する処罰が海外の基準よりもかなり低いということです。こちらの記事でも触れていますが海外では厳罰が与えられるような性犯罪でも日本では罪が軽かったり、女性が泣き寝入りしてしまって公に出ない犯罪が多く存在します。日本の性犯罪率が少ないのはこういったカラクリがあるわけです。

国民を代表する立場の人間であるのにも関わらず人として未熟すぎる

今回の騒動は本当に酷いものです。ただの誹謗中傷・差別行為でしかありません。

日テレの朝の情報番組「スッキリ」に出演しているコメンテーター勝谷誠彦氏によると、こういった差別的なヤジが飛び交うのは世界的にみても日本ぐらいとのことです。他国では乱闘があったりして日本よりも過激ではありますが、弱者を集中攻撃するような下劣な行為はまず見られません。

セクハラヤジを飛ばした本人が悪いのは当然として、場内には同調して笑った議員が複数いることも問題視されています。舛添要一都知事もその一人です。本人は釈明しているようですが過去に「女は生理があるから本質的には政治家に向かない」「女ごとき」「男より欠ける」といった発言をして批判を浴びた過去がありますので、その釈明も虚しく感じてしまいます。

他にもヤジを飛ばしていた人、笑っていた人がそれなりにいるとされていますがこの調子だとその方々はシラを切るのでしょうね。日本の議会にこういった悪しき習慣があると、例えば慰安婦問題も実は隠蔽しているのではないかと勘ぐってしまいます。

こういった人達は幼少期から立派になる為に沢山勉強をしてきたのでしょうが、まずは人としての常識・道徳心を学ぶべきだと思います。小さな子供ですら分かることです。

今回のセクハラヤジはネット中傷に似ている

今回の件、明らかにマイクが音声を拾っているにもかかわらず自民党議員は「(ヤジは)聞こえなかった」の一点張り、鈴木章浩都議は最初は「私じゃないですよ」と否定しているわけで、つまりこれは「これだけ人数がいれば特定されることはないだろう」という考えのもとでやっているわけです。そして、特定されないことをいいことに卑劣な言葉を浴びせるわけです。

この構図って匿名によるネット中傷とまったく同じ構図なんですよね。近年ネットでのモラルが問題視されていますが、それと同じ現象が国(都)を代表する人達がやっているという由々しき事態です。

ただ、ネット中傷と違う点が1点あり、「特定されないだろう」と思っていてもヤジを飛ばせば周囲の人は気付くはずなんですよね。マイクが音声を拾っているくらいですから。明らかにしないのは党のイメージが下がるから黙認しているということです。つまり今回の件かなり多くの人が加担しているということになるわけです。

竹田恒泰氏は「上手に受け流して」と発言

明治天皇の玄孫として一躍時の人となった竹田恒泰氏はこの問題について「塩村さんには、上手に受け流して嫌味の一つでも言う余裕を持って欲しいと思います」と発言しました。

竹田恒泰氏、“ヤジ問題”の塩村議員に「上手に受け流して」

これには開いた口がふさがりません。
番組で竹田氏は田嶋陽子氏に同じようなヤジを飛ばされたけど笑いにしてきましたなどと言っていますが、竹田氏は華原朋美にアプローチしている最中にも関わらずAKBのメンバーと二股していたりと色々とだらしない部分があったり、日ごろの言動にも問題があったりとそれはヤジの一つも飛びます。自業自得です。

竹田氏の言葉の真意はおそらく日本の不祥事を表沙汰にしたくないというもので、日本のイメージを低下させない為にも女性は耐える(犠牲になる)べきという考えなのでしょう。竹田氏は以前に五輪選手の個人の価値観を否定するような発言で非難されていますが、その時も選手の価値観よりも国のイメージを一番に考えているようでしたからね。

しかし、日本の性差別に対する意識が世界最低レベルなのは変えられない事実です。事実を受け入れ改善することが大切なのではないでしょうか。

まとめ

こういうニュースを見ていると口では「国民の為~」みたいな事を言っていても、実際は私利私欲の為、自分が国を支配したいという欲望で政治家をやっている人が多いのではないかと勘ぐってしまいます。

政治家の仕事は自身の欲を満たすことではありません。国民の為になるように国を動かすことです。セクハラ・差別をするような議員よりも周囲の人に親切な行動を取れる子供のほうが国益になると思います。悪い大人は子供を見習うべきです。

海外で話題になってしまった以上、ヤジを飛ばした人、同調して笑った人、知っていて見過ごした人全員に何らかの処罰が必要です。このまま何事も無かったかのように振舞えば海外での日本の信用は大きく低下するのは間違いありません。

2020年開催予定の東京五輪の開催地で起きたこの騒動。日本のそういった悪習を正さないと五輪開催自体が危ぶまれることになってしまうかも知れません。

また、この件で明るみに出た日本の悪習についての記事を投稿したのでこちらもよろしければごらんください。
真相解明せず。セクハラヤジ問題で判明、日本の2つの悪しき体質

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