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トランプ「北朝鮮を完全破壊」発言で国連に波紋。アメリカの武力行使で起こり得る日本にとっての最悪のシナリオとは?

   

国連演説でトランプ大統領が「北朝鮮を完全破壊しなくてはならなくなる」などと発言したことが波紋を呼んでいます。

その一方で、トランプ大統領は日本人拉致被害者についての言及もしており、被害者遺族は「トランプ大統領がしっかり意志を示してくださったのは非常にありがたい」などと感謝の意を述べました。

完全破壊をすれば拉致被害者の救出は不可能

『完全破壊』などすれば拉致被害者の救出は絶望的になり、さらには開戦を意味するわけですから、日本本土への攻撃も避けられません。つまり『完全破壊』が実行されれば、拉致被害者を助けるどころか多くの日本人を犠牲にすることになります。仮に救出することが出来たとしても、帰国後にミサイルの犠牲になる可能性も考えられるのです。

ですから、トランプ大統領の発言は矛盾しているのです。

おそらく、現時点では『完全破壊』は本気では考えておらず、あくまでも北朝鮮に圧力をかける為だけのパフォーマンスでしょう。

しかし、本気で『完全破壊』を考えているのであれば、その時は我々日本国民は死を覚悟しなければなりません。

【最悪のシナリオ】完全破壊(武力行使)が開始され、数分後には日本が火の海になる

このトランプ「北朝鮮の完全破壊」発言に対して、「よく言った!」「さすがアメリカは頼れる!」などと好意的な意見が異様に多いんですよね。

完全破壊(武力行使)はアメリカ本土を守る為には最善かも知れません。イラク戦争の時もアメリカはそうしたわけですからね。しかしそれは『日本の死』を意味する可能性があるのです。

アメリカの武力行使よって『日本に起こり得る最悪のシナリオ』はこうです。

まず、『最悪のシナリオ』の前提要件です。

  • 既に北朝鮮には日本に向けたミサイルが1000基程(スカッド、ノドン等)あるとされている。
  • 1000基のミサイルは即座に発射できる体制が整っている可能性がある。
  • 安倍首相は「猛毒のサリンを弾頭に付けて着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」と指摘している。
  • 金正恩が「米国からの攻撃があれば即座に日本にミサイルを撃て!」と軍部に指示を出している可能性がある。
  • 日本の防衛能力では迎撃出来るミサイルは一度に数発程度とされている。
  • 北朝鮮の核弾頭搭載技術は未完成とされているが試験段階の核ミサイルでも十分な脅威になる。

上記要件を満たしている場合、アメリカが武力行使を行った途端に確実に日本は以下の様な壊滅的な被害を被るでしょう。

  1. 米国が完全破壊(武力行使)を行う。
  2. 北朝鮮が最初の着弾を確認後、金正恩が事前に指示した通り一斉に日本にミサイルを発射。
  3. 米国が武力行使を行ってから10分後には北朝鮮による反撃のミサイルが日本に着弾。
  4. 最悪1000発ものミサイルが一斉に襲う事になるが、迎撃出来るのは数発程度。さらに、猛毒サリンや核が弾頭に装着されていたら、数百万人規模の犠牲が出る可能性もある。人的被害は北朝鮮より日本の方が多くなる可能性がある。
  5. あらゆるインフラが破壊されて、病気・感染症などの被害で犠牲者はさらに増える。生活水準は70年前に逆戻り
  6. 北朝鮮市民が日本を憎みテロを起こす可能性が出てくる。

という様に、金正恩が事前に「米国からの攻撃があれば即座に日本にミサイルを撃て!」と指示していたら、米国による『武力行使=日本の破滅』は間違いないでしょう。

『最悪のシナリオ』なんて滅多に起きないと思われるかも知れませんが、既に『斬首作戦』などが囁かれているわけです。そういった事態を想定して指示を出している可能性は十分に考えられるのです。つまり、『最悪のシナリオ』は現実的に十分起こり得る事態なのです。

武力行使後のJアラートは死の宣告

武力行使後のJアラートは確実に日本にミサイルが着弾する合図です。

これまでは発射実験だったので「実験だから大丈夫だろう」とほとんどの人が避難しなかったようですが、武力行使後のJアラートは実験ではなく攻撃なのです。国民のパニックは避けられないでしょう。『落ち着いて』避難などしていたら死んでしまうわけですからね。

安倍首相は武力行使を断固支持すると表明しましたが、こういった『最悪のシナリオ』があるかも知れないのに、国民が避難する為の地下シェルターを一向に建設しようとしないんですよね。これでは、事前に米国から武力行使のアナウンスがあっても、国民は怯えて時が過ぎるのを待つしかないのです。

こんな時でも安倍首相は呑気に解散総選挙をやるわけですから、先ほども言ったように『完全破壊』は北朝鮮に向けたパフォーマンス(圧力)なのでしょう。それを安倍首相は知っているのです。

もし、そうではなく本気で米国の武力行使を支持しているのだとしたら、安倍首相は「アメリカを守る為に日本を犠牲にした」という事になります。

全ては北朝鮮に圧力をかける為のパフォーマンスである事を願うばかりです。

圧力が無駄だった場合、政府はどちらを選択するのか?

『完全破壊』といっても、当面は圧力をかけ続け交渉に持ち込む方針なのでしょう。しかし、全ての圧力が無駄だった場合、政府は次の2つの選択肢から1つを選ぶしかありません。

  • 核保有を黙認・容認して、国際社会で監視していく
  • 戦争をしてでも核放棄させる

もし後者を選択するなら『最悪のシナリオ』に近い展開が起こるはずです。そもそも、そういう選択を想定しているのであれば、今解散総選挙などせず一刻も早く地下シェルターを全国に建設しなければならないわけです。

表向きは日米とも前者は認めない姿勢ですが、裏側では容認する方向で動いている可能性もあります。特に日本は戦争になれば被害に遭うのはアメリカではなく日本なのです。北朝鮮とアメリカの戦争で日本が犠牲を肩代わりするのはおかしいのです。

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