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北朝鮮への制裁決議、国際社会はどういうシナリオを想定しているのか?

   

先日、国連安保理が北朝鮮に対し新たな制裁決議を出し、これに対し安倍首相や菅官房長官は「高く評価」しました。

その一方で、当初米国が提案したものからはかなり緩い内容にグレードダウンしたこともあり、「そんなの意味があるのか?」「さすが国連は無能!」といった批判が右翼を中心に多いようです(その割に「高く評価」した安倍首相を支持している事に疑問を感じざるを得ませんが)。

北朝鮮はこの制裁決議に対し早くも反発。より核開発の促進し、ミサイル実験を行う旨の声明を出しています。

こうなる事は誰もが分かっていたはずです。つまり、これも想定したシナリオの一部なのでしょう。果たして国際社会はどういったシナリオを想定しているのか?そして、国連は必要無いのでしょうか?

国連は不要なのか?

なにかと右翼や保守に「不要な存在」と言われることが多い国連ですが、本当にそうでしょうか? 私は北朝鮮やトランプ大統領など暴走する国や人間がいるからこそ必要だと考えます。

まず、今回の制裁決議ですが、米国が提案した内容のまま通っていたら、北朝鮮が暴発して全面戦争になっていた可能性も否定できないわけです。

圧力もさじ加減を間違えれば戦争へとまっしぐらなんですよね。それはかつての日本も戦時に身を持って体験しているわけですからね。

そういった取り返しのつかない過剰な対応を取らない為に、立場の異なる複数の国の承認が必須な国連は必要なのです。

国際社会はどういったシナリオを想定しているのか?

今回の制裁決議で北朝鮮が反発するのは想定済みでしょう。重要なのは制裁内容よりも全会一致したことだと思います。中国・ロシアまで同調したという事は北朝鮮に対してはプレッシャーですからね。ただ、個人的には逃げ道を完全に防ぐのは暴発する可能性が高まりそうなので反対です。

国際社会はおそらく最終的には北朝鮮の核保有を認めるのではないかと思います。北朝鮮は今までも現在も『核 >>> 国民の生命』という考えが根底にあるわけです。ですから、いくら制裁を強化しても国民の命を犠牲にしてでも核開発を続けるはずです。

こうなると、武力行使(戦争)で核放棄させるか核保有を認めるかのどちらかぐらいしか選択肢が無いわけです。

武力行使をすれば反撃により日本や韓国は確実に犠牲になり、数百万人の犠牲は免れないでしょう。北朝鮮は既に核保有しているわけですから、下手すれば日本まるごと消滅なんて事にもなりかねません。だから、武力行使は非現実的です。そもそもそこは日本政府が断固反対すべきです。日本人の生命および日本の存続に関わるわけですからね。

となると、残るは北朝鮮の核保有を認める選択肢ですね。勿論、無条件に認めるというわけにはいきません。『核保有を認める代わりに国際社会が徹底的に監視する』という条件付きです。もし、北朝鮮が核保有をすることになった場合、今回の制裁決議はそういうメッセージを伝える役割もあるわけです。

北朝鮮の核保有を承認しても、核保有国であるアメリカ、中国、ロシアなどが徹底的に監視すれば好き放題なんて出来ないはずですし、先進国化を目指すのであれば野蛮な事もしにくくなるはずです。

また、「北朝鮮の核保有を認めたら他の国も核を保有し始める」という意見もありますが、ここは過去を教訓にして『核保有や弾道ミサイルの開発の兆候が見られたら武力行使する』という選択をしていく必要があると思います。

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