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【北朝鮮ミサイル日本上空通過】今後月1ペースでJアラートが鳴る可能性アリ。すると国民は慣れて機能しなくなる危険

      2017/09/15

先日北朝鮮のミサイルが日本上空を通過し1180km離れた公海に着弾したことで、初めてのJアラートが鳴りました。

北は北海道から南は長野県まで非常に広範囲でJアラートが鳴ったことで過剰な対応であるなどとも指摘されています。

そしてこの過剰な対応が今後日本に更なる問題を引き起こす可能性があります。

今後月1ペースでJアラートが鳴るようになる可能性アリ

先日、北朝鮮は今後太平洋に向けてミサイル実験を多く行う事を発表しました。太平洋に向けてミサイル発射するという事は、当然日本上空を通過することになりますから、先日のミサイル実験の基準でJアラートを鳴らすとなると、かなりの頻度で鳴ることになるはずです。

北朝鮮は今まで日本海に向けてミサイル発射実験を行ってきました。2017年以降は月1回以上の頻度で行っているんですよね。これが、今後太平洋に向けられて行われることになれば、毎月Jアラートが鳴ってもおかしくないのです。

Jアラートが頻発すれば国民は悪い意味で慣れてしまい避難しなくなる

個人的には、前回の様に北海道から長野県までという広範囲ではなく、着弾する可能性が非常に高い地域に限定してJアラートを鳴らすべきと考えます。

なぜなら、月1ペースの高頻度かつ広範囲でJアラートが鳴れば、いずれ国民はJアラートに慣れてしまう可能性があるからです。

「またJアラートか。どうせ今回も日本から離れた所に落ちるんだろ」と思われてしまっては無意味なんですよね。

これは地震にも同じ事が言えます。たまに起きる地震はとても恐ろしいものですが、頻度が多くなると「また地震か。今回も大したことは無いだろう」と思って避難などしなくなるのです。

精度と避難時間はトレードオフ

広範囲になる理由に「精度と避難時間はトレードオフ」というものがあります。つまり、より多くの避難時間を確保する為に、発射直後の弾道が予測しにくい段階でJアラートを通知しなければならないのです。

しかし、『避難場所すらない』のが現状である以上、避難時間は1分で十分です。窓から離れて姿勢を低くするぐらいしか出来ないわけですからね。

ですから、避難時間を短くしてでもJアラートの通知範囲を局所化して、無駄に国民を不安にさせない方が適切だと思います。

パニック障害を発症したり、パニックで二次災害を起こす可能性もある

慣れてしまい避難しない人もいれば、逆に過度に不安になりパニック障害を発症してしまう人もいます。そして、パニックで正常な判断を失い二次災害を起こす可能性もあるのです。

実際、青森県では前回のJアラートで慌ててしまい、トラックとトレーラーが衝突事故を起こして負傷した事故が起きています。

もし、日中の首都圏でJアラートが鳴ればかなりの二次災害が起こる可能性があるのです。だから、Jアラートは安易に鳴らしてはいけないのです。

Jアラートで出す情報を詳細化し、国民により適切な行動を促すべき

Jアラートを鳴らすにしても、もっと情報を詳細化すべきだと思います。通知する情報が漠然とし過ぎているのです。

例えば、被害に遭う危険度の高さに応じて通知内容を変えるといった事が必要だと思います。

前回は北海道から長野県まで一律で『ミサイル着弾の恐れあり、頑丈な建物や地下へ避難』という最も深刻な通知がされたわけです。正直、月1ペースでこのような通知がされたら先ほども言った通り、国民は慣れて避難しなくなってしまうか、精神的に参ってしまう事になるでしょう。

ですから、被害に遭う危険度の高さに応じて通知内容を変えるべきなのです。

具体的には、

  • 【緊急】この地域に着弾の恐れあり。急いで避難してください
  • 上空をミサイルが通過する可能性あり。落下物に警戒してください。
  • ここから〇〇km離れた上空を通過の可能性あり。念のため警戒してください。

このような感じで段階的に表現を変えた方が、状況の深刻さも分かるので適切な行動が取れると思うんですよね。

前日にミサイル発射の兆候があれば国民に通知すべき

前回のミサイル実験では、前日にミサイル発射の兆候があったことを政府が把握しておきながら、国民に通知しなかったことが問題視されています。

「前日に伝えたらパニックになるだろ!」と主張する人もいますが、前回のJアラートのように発射された後に通知があっても、安全な場所に避難する時間など無いわけですから、国民の命を第一に考え事前に通知するべきです。

逆に、「通知するほど危険な状況では無い」と判断した結果だったのであれば、Jアラートも鳴らす必要が無かったはずです。

こういった矛盾が国民をより不安にさせると思うのです。政府には首尾一貫とした対応をしてもらいたいです。

運良く助かっても生き地獄。北朝鮮に核ミサイルを撃たせないよう交渉を

もし、核ミサイルが日本に落ちれば地下シェルターにでも避難しない限り無傷で生還する事は出来ないでしょう。

政府が「生存率を上げる為に」と指示している方法、『窓から離れる』、『姿勢を低くする』では核は防げません。

もし、運良く助かっても四肢切断や全身火傷といった深刻なダメージは避けられないでしょう。仮に無傷で生還できたとしても、そこら中で死体が転がっている様な悲惨な光景の中を生き延びなければならないわけです。そんな生き地獄なら痛みを感じぬまま死んだ方がマシかも知れません。

ですから、優先すべきことは北朝鮮に核ミサイルを撃たせない事です。先制攻撃をしたら反撃されて核ミサイルが日本に撃ち込まれる可能性があるわけですから、日本の立場としては絶対に認めてはなりません。

やるべきことは圧力を掛けつつ対話に持ち込むという事でしょう。理想は北朝鮮にミサイル実験を止めさせ、核放棄をさせる事ですが、北朝鮮にも自衛する権利があるわけですから、ある程度の妥協は必要かもしれません。日本人の生命を守る為にあらゆる手段を模索すべきです。

そもそも戦争にならなくとも日本上空をミサイルが通過する事自体が死活問題です。ですから、一時的であったとしても日本上空にはミサイルを通過させない条約を交わすように日本独自で交渉すべきだと思います。

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