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自民党が敵基地攻撃能力を検討。これは北朝鮮に日本を攻撃する動機を与える事になる

   

北朝鮮のミサイル・核実験が活発になってきた今、日本も本格的に対策を考える必要性が出てきたかと思います。

22日の報道によると、自民党は北朝鮮の脅威に備え、敵基地攻撃能力の保有に向けた提言をまとめ政府に検討を求める事を決めたようです。

ますます北朝鮮が力を強めている今、「遺憾の意」を唱えていれば良いという状況は過ぎ去ったのかも知れません。しかし、敵基地攻撃能力の保有の必要性については疑問を感じます。

日本は敵基地攻撃能力を何の為に保有するのか?保有したところで核実験は100%止まらない理由

自民党が提言する敵基地攻撃能力の保有について、一体何の意味があってこんなことをするのか?

ミサイル・核実験の阻止の為?

断言します。
敵基地攻撃能力を保有したところで100%ミサイル・核実験は止まりません。

理由は簡単です。日本が敵基地攻撃能力を保有しなくても、既に世界最強のアメリカが脅しをかけているからです。それにもかかわらず北朝鮮はミサイル・核実験を繰り返しているわけです。そこに日本が加わったところで北朝鮮の行動に変化があるとは思えません。

そもそも北朝鮮にとってミサイル・核実験は国防の為に欠かせないものだと信じ込んでいるわけですから、脅しをかければ更に行動は活発になる可能性があります。

むしろ北朝鮮に日本を攻撃させる動機を作ることになる可能性も…

北朝鮮の関心は休戦中の韓国とアメリカぐらいなんですよね。だから北朝鮮が日本を侵略するなんて事はまず無いのです。

日本が懸念する事はミサイル実験が失敗して運悪く日本に落下してくることぐらいなんですよね。

これを回避するには敵基地攻撃能力よりもミサイル迎撃能力が重要になってくるはずです。そして日本海でミサイル・核実験をしない様に交渉する事も重要です。

とにかく、「ミサイルを打たせない、落下させない事を最優先」に考えなければいけないわけです。

ところが、自民党が提言する「敵基地攻撃能力の保有」は逆効果になる可能性があります。

その理由は簡単で、【ミサイル迎撃能力】であれば北朝鮮本土には無害ですが、【敵基地攻撃能力】は北朝鮮本土に脅威なわけです。つまり、北朝鮮本土を攻撃させない為に日本に攻撃を仕掛けてくる可能性が高まるんですよね。

敵基地攻撃能力は北朝鮮にとって脅威になりますが、それと同時に日本を攻撃する動機になりかねないのです。

原発が狙われたら日本は一巻の終わり

北朝鮮が日本を攻撃対象として認識したら日本は窮地に立たされます。

日本各地には原子力発電所(原発)がありますよね。これは自爆用の爆弾をいくつも抱えているようなものです。

敵基地攻撃能力が保有された軍事基地だけが狙われるのであれば応戦することも可能かもしれませんが、日本各地にある原発を狙われたらお手上げです。日本は汚染されこれまでの様な生活をすることは困難になるでしょう。

先制攻撃は自殺行為

一部に日本が攻撃される前に「基地を潰せ」と先制攻撃を促す発言をしている人がいます。

これには流石に「現実が見えていない」と言わざるを得ません。

ウォールストリートジャーナルによると、米国・中国当局によると北朝鮮は40個の原爆を保有している可能性があると報じています。

仮に日本が先制攻撃しても破壊出来る原爆は数カ所程度です。たった一つでも取り残せば報復として日本に原爆が落ちるのは確実でしょう。そうなれば日本は終わりです。

10年前であれば先制攻撃という手段も可能だったかもしれませんが、今や手遅れです。

今となっては武力でどうこうするのは困難である以上、多くの国がそうしているように、北朝鮮と国交を築き、地道に交渉していく事が日本の平和を維持する唯一の手段と言っても過言ではないかも知れません。

敵基地攻撃能力の保有は分の悪いギャンブル。徹底的に議論を。

敵基地攻撃能力の保有をすることで一定の抑止力が得られる可能性もありますが、米国が圧力をかけてい今も北朝鮮の行動はエスカレートする一方ですから、望みは限りなく薄いと考えられるわけです。そして、敵基地攻撃能力の保有は「北朝鮮への攻撃の意思表示」でもありますから緊張はさらに高まるはずです。

状況的に考えると分の悪いギャンブルだと思うんですよね。メリットよりもデメリットを引く可能性が高いと私は思います。

以前安倍政権は、安保法案を説明不十分のまま強行採決し多くの国民から反感を買いましたが、同じことを許してはなりません。それこそ国民の人命に直接関わってくる問題なのでメリット・デメリットを十分過ぎるぐらいに議論した上で対策を講じるべきです。

 

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