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考えが分からない。「戦争反対だから安保法制賛成!」という矛盾

   

ついに施行された安保法制。強行採決には多くの国民が反対しましたが、法案そのものについては半々ぐらいの評価かと思います。

ただ、どうも腑に落ちない部分があるんですよね。

それは賛成派が主張する「戦争に反対だからこそ安保法制が必要だ!!」というもの。

もちろん、その言葉には嘘は無いと思います。戦争を好んでするような人は日本にはいないはずですからね。

だからこそ、「戦争反対=安保法制が必要」という図式に疑問が浮かぶんですよね。

集団的自衛権はアメリカの”戦争”に自衛隊が協力する権利

安保法制の根幹とも言えるのが集団的自衛権。これがあることで他国の脅威への抑止力になると言われています。

もちろん、武装した相手には簡単に手出し出来ませんから、一定の抑止力があることは間違いないと思います(テロへの抑止力という点では全く逆効果ですが)。

しかし、なぜそれが「戦争反対だからこそ・・・」に繋がるのでしょうか?

集団的自衛権は自衛隊が同盟国(アメリカ)の戦争に協力し共に戦う為のものです。つまり、「集団的自衛権の行使=戦争に参加」ということなんですよね。どう解釈しても自衛隊が戦争に参加することには変わりありません。

そして、集団的自衛権の行使によりアメリカの敵は日本の敵になります。敵が増えるわけですから当然リスクが高まります。

今まで日本で起きなかった外国人によるテロも今後は起きる可能性が高まります。最近だとフランスパリやベルギーで起きたイスラム国によるテロ、過去にはアメリカで起きた史上最悪のテロとも言われる「9.11同時多発テロ」、こういったテロの標的になる可能性が高まるのです。

安保法制を正しく理解すべき

このように、「戦争反対だから安保法制に賛成」というのは明らかに矛盾した発言です。

こういった矛盾した発言をする賛成派が多いのは、安保法制をよく理解せず「安倍首相が国民を守る為って言ってるんだから間違いない!」と安易に支持しているからだと感じます。

そもそも、安保法制が万能で確実に国民の安全を守る為のものなら反対する人はいません。

でも、実際は半数は反対しているわけです。つまり、確実にリスクが存在するということです。

安倍首相はあまり説明したくないようですが、一番のリスクは自衛隊の犠牲と日本がテロの標的になる可能性の増大です。

今回のように国民の意見を無視して強引に成立させれば、暴徒が生まれ国内の治安が悪化する恐れもありますよね。

そもそも、集団的自衛権はあくまでも日本がアメリカを助ける権利、つまり、アメリカが日本を助けてくれる保証は無いのです。ただ単に自衛隊がアメリカの戦争で使い捨てにされてしまうことだってあり得るのです。

こういったリスク・デメリットを加味した上でも必要なものなのか?ということもよく考えなければなりません。

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