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PC遠隔操作事件を経て思う佐藤弁護士の「深さ」

      2015/11/06

先日、片山被告が真犯人だということを認め事件は収束しつつあります。
先日投稿した下記記事で片山被告の弁護人である佐藤博史弁護士について、「災難だった」、「傷は大きい」という旨の記述をしましたが撤回します。

片山被告が遂に自認!PC遠隔操作事件終結へ。改めて冤罪について考えてみる

佐藤弁護士は弁護士の鏡だと思う

おそらく多くの人は「片山被告は絶対犯人じゃない!」と熱弁していた佐藤弁護士「何言ってんだこの人は・・・」と思っていることでしょう。実際、私もそうでした。しかし、この一文を読んで考えが180度変わりました

裏切られたというような、否定的な感情はわかなかった。片山さんは、今まで弁護人を裏切ってきたことになるので、弁護団を解任して国選弁護人も考えていると言ったが、私はあなたを捨てることはしないと即座に応じた。

「だましてすいません」と、いやそれが弁護士の仕事だからと言った。私もショックを受けなければいけないのだろうが、弁護を続けている時には常に起きること。だからといって裏切られたと非難するようでは弁護士の資格がない。なので、意外ほど冷静でいられた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140520-00000068-zdn_n-sci

この発言で「全力で片山被告を擁護してたのにこの変わり身の早さ・・・」と批判する人もいるでしょう。しかしそれが弁護士の仕事です。

片山被告は過去に同様の事件を起こし逮捕されているので、「怪しい」という気持ちはあったでしょう。それでも被告の弁護をするわけです。それが仕事ですから。

相手が誰であろうと信じる姿勢

佐藤弁護士の凄いところは9割の人が「絶対この人犯人」と思っている状態でも、周りが引くぐらい全力で被告を弁護し、時には擁護するところです。当然そんなことをすれば多くの人からは「この弁護士大丈夫?」と冷めた目で見られ社会的な地位も低下する可能性もあるわけです。しかし、佐藤弁護士は片山被告の嘘が判明するその瞬間までとことんその主張を貫き通したわけです。

片山被告は「先生すいません、私が犯人でした」と佐藤弁護士に電話をしましたが、「すいません」の言葉が片山被告の口から出たのは、自分の証言を全力で信じ弁護・擁護をしてくれた佐藤弁護士を裏切ってしまったことに対する心からの謝罪だと感じました。一般的な弁護士が弁護人であったらこういった言葉は出てこなかったと思います。

裏切られても最後までやり通す

さらに凄いのが、片山被告に裏切られた後も「私はあなたを捨てることはしない」と言ってることです。普通ならもう弁護しないはずです。誰も文句言わないでしょう。

しかし、佐藤弁護士は弁護を続けるわけです。
佐藤弁護士は「それが弁護士の仕事」といいますが、これだけ真剣に向き合ってくれたら弁護された側は「これ以上裏切れない」という気持ちに嫌でもなると思います。こういった弁護士が増えることが犯罪者の更生につながるのだと思います。

こちらの記事も興味深いです。ぜひご覧ください。
「佐藤弁護士が批判される理由はない」 ベテラン弁護士が語る「刑事弁護人」の心得

また、新しく記事投稿しました。よろしければご覧ください。
サイコパス?片山祐輔被告が逮捕後も笑顔の理由

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