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【だから政治家は信用されない】自民党の憲法改正マンガ「ほのぼの一家の憲法改正ってなぁに?」を読んでの感想

      2015/07/20

自民党が発行した憲法改正マンガ「ほのぼの一家の憲法改正ってなぁに?」が話題になっているのでざっくり読んでみたが前評判どおり粗末な出来だ。なおマンガは下記のリンクから読むことが出来るので興味があればどうぞ。

ほのぼの一家の憲法改正ってなぁに? – PDFファイル

まず、このマンガの駄目な所は「憲法改正が良いこと」だという結論ありきで書かれているということ。

マンガの最後の章は「みんなで考えよう!」というものだが、読んでみると「GHQが与えた憲法のままでは日本は敗戦国のまま」などと言って煽っている。一体これの何が「考えよう!」なのだろうか?「改正こそが正義」と言っているようなものだ。

そもそも私はGHQが与えた憲法を利用し続けても「日本は敗戦国のまま」などとは思わないし、戦後日本が世界的にみて安定した国なのは今の憲法があるからだ。結果がそう示している。それに憲法維持が敗戦国に繋がるとしてもそれは「戦争で多くの死傷者を出した責任」なのだから受け入れるのが筋だ。

自民党は憲法改正を訴える側なので「憲法改正が善」という偏った内容になるのは当然だ。それは他の党がやっても同じ様な結果になるだろう。しかし、それは政治家の都合であって国民の立場になって考えられてないということでもある。

国民第一に考えるなら「憲法改正の”是非”を考える」内容にすべきだ。自民党のこのマンガのように憲法改正する方向に「誘導する」ような内容ではなく、「憲法改正をすべきか否か」「改正前後のメリット・デメリットは何か?」を国民一人ひとりが考えるように促すものでなくてはならない。それが本当の民主主義というものだ。都合の良い事だけを言って結果を誘導するのは独裁主義と変わらない。

自民党に限らずだが、自分に都合に良いことだけをベラベラと主張する政治家ばかりだから信用されず、政治に無関心な国民が増えるのではないだろうか?

政治家の都合の良い言葉を信用し期待して票を入れる。そして結果が出ず「裏切られた」と肩を落とす国民。こんなことが延々と繰り返されている・・・。

国民が望むのは「都合の良い言葉」では無い。真に望むのはメリットもデメリットも明らかにした「信頼性」のある言葉だ。日本で生活する以上、メリットもデメリットも把握して納得して選択したいと思うのは当然だ。都合の良い言葉なんていらない。

例を挙げると安倍首相が半ば強引に閣議決定した集団的自衛権もそうだが、政府にとって都合の良い言葉ばかりが並べられるだけで、デメリットは一切語られていない。説明責任を逃れてばかりだ。本来ならメリット・デメリットを明らかにして集団的自衛権の必要性を国民一人一人が考える絶好の機会になるはずだったが、安倍政権の横暴な態度によって反発ばかり買い、国民は置いてけぼりになる残念な結果になってしまった。

投票率の低下が問題視されているが、この原因はこれまで述べてきたように「都合の良い言葉」を吐いてばかりの不誠実な政治家が蔓延っていて国民が愛想を尽かしたからではないだろうか。

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