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五輪ロゴ問題で思う、改めて日本人は『流されやすい国民性』だと感じざるを得ない

      2015/11/05

五輪エンブレムのプレゼン資料に無断利用した写真があったことを認め、辞退を申し出た佐野研二郎氏。結果的に佐野氏の自己責任となったわけですが、そこに至るまでの過程は日本人の性質にも問題があると思わざるをえません。

騒動起きてからしばらく経ちますが、現時点で佐野氏自身が無断利用(盗用)した事が決定的なのは今回の五輪エンブレムのプレゼン資料だけなんですよね。つまり、それまでは憶測で「盗用だ」と騒いでいたわけです。

憶測だけでここまで騒動が拡散したのは『人の意見に流されやすい日本人の国民性』だと思うんですよね。

logo

上記の画像が示すように、冷静に考えれば「アレだけシンプルなデザインであれば似てるものが1つや2つあってもおかしくないから盗用とは限らない」と考える事も出来るはずなんですよね。また、佐野氏の部下がサントリートートバッグの素材を盗用した件も「部下が盗用したとしても責任者が同じとは限らない」という考えも浮かぶはずなんです。

やはり佐野研二郎は凄かった!五輪ロゴが盗用ではない明確な理由を簡潔に解説

それなのに証拠も何も無い『盗用』という意見に流されてしまう人が大多数なんですよね。

「皆がそう言っているから」という理由で心が動いてしまうのはある意味仕方の無いことかも知れません。人は同調することでコミュニティが成り立っているという側面がありますからね。本能的に自分の意見よりも相手の意見を優先してしまうように遺伝子にプログラムされているのでしょう。

人の意見に流される事(集団心理)の危険性

人の意見に流される事は他人と共存する為に必要な性質ですが、しかし一方で真実が見えなくなるという危険性もあるんですよね。

私は一応デザイナーですから佐野氏のエンブレムのロジックを聞けば盗用でない事は分かりますが世間的にはそうではありません。専門的な知識を持つデザイナー達がエンブレムは盗用でないと論理的に証明しているのにも関わらず、多数の素人の非論理的な声を信じてしまうんですよね。根拠が無くても多数派の意見を信じてしまうんです。

多くの場合は、多数派が正解であることがほとんどですが、稀に多数派が間違っていることがあることも(特に専門分野)理解しなくてはなりません。

佐野氏一人が間違った事をやるのと、国民の大多数が間違った事をやるのとでは影響力が全然違います。人の意見や行動に流されれば時には人命を失うことにもなりかねない(下記動画参照)ことを国民一人ひとりが肝に銘じなければなりません。

緊急走行を妨害する歩行者。Unreasonable walkers interfering with an urgent run.

 - 雑記