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日米同盟強化!日本は『のび太』から『スネ夫』に進化!?

      2015/07/20

今までの日本は優しく温厚だけど少し頼りない『のび太』だった。その平和的な姿勢が多くの国から親しまれる要因でもあったのだ。

先日行われた日米首脳会談により、自衛隊による米軍後方支援に対し地理的制限を無くし地球規模で活躍できるようにするなどとして日米同盟がより強固なものになった。米軍との連携を中国に誇示することで確かに「抑止力」に繋がるだろう。しかし、同時に様々な問題が生まれる

ご存知だとは思うが日米は対等な関係ではない。外交面ではつねにアメリカの言いなりであり、軍事規模では更に顕著だ。2010年と古めのデータだが、アメリカの6,871億ドルに対し日本は514億ドルと10分の1以下となっている。

また、世界の軍事費シェアは以下のようになっている。

1位 アメリカ 37%
2位 中国 11%
3位 ロシア 5%

8位 日本 2.8%

http://www.huffingtonpost.jp/2014/11/28/militaryspending_n_6235104.html

ご覧の通りアメリカが圧倒的なシェアを占めている、実質的にアメリカが武力で世界を支配していると言っても過言ではない。

いわばアメリカは『ジャイアン』だ。中国はジャイアンに楯突く隣町のガキ大将といったところだろう。そして、日本はジャイアンという権力にすがり付く『スネ夫』。日米同盟の強化により『のび太』から『スネ夫』に格上げされたわけだ。

と書くと、「アメリカは正義の為に戦ってるからジャイアンとは違うだろ!だから日本はスネ夫じゃない!」と反論がありそうだが、本当にそうだろうか?

正義を掲げるのは戦争をする人だけ。真の平和主義者は正義を口にしない

対テロ戦なら分かるが、国同士の対立には絶対的な正義は無い。「あなたは何故戦争をするのですか?」と、質問すれば「正義の為だ!」と全ての国が答えるだろう。自らを悪だと名乗って戦争をする国は存在しない。

「正義」とは戦争を正当化する為の口実でしかないのだ。「戦争=人を殺すこと」なのだから普通、戦争は支持されない。しかし、「正義」を訴えればそれは「正しい」ことだと解釈されるようになる。かつて日本も侵略戦争を正義の名の下に行っていたが、戦争反対派は「非国民」と扱われていた。

というように正義は相対的なものであり、見る角度よっては悪にもなる。しかし、アメリカにはどの角度から見ても正義には見えない暴挙を度々犯している。

例えばイラク戦争。「イラクは核兵器を保有しているから危険」という理由でアメリカは戦争を仕掛けた。しかし、結果は核兵器など保有していなかった。その結果、推定50万人もの犠牲者を出した(参考)。また、イラク戦争の引き金の一つである「9.11 アメリカ同時多発テロ事件」も不自然な状況からアメリカが仕組んだものだと疑われている。また、かつて行われた湾岸戦争。この戦争は「ナイラ証言」と呼ばれる捏造証言(確定事実)によって国民感情を刺激し戦争を引き起こしたとされる。一体これのどこに正義があるというのだろうか?

日米同盟強化が「本当の意味での平和と国際貢献」に繋がるのであれば価値はある。しかし、実際はそんな理想とは程遠い。アメリカ視点の身勝手な正義に加担しているだけだ。真の平和主義者は正義を口にしない。

同盟を結び必要が無いほど圧倒的な軍事力を持つアメリカが同盟を結ぶ理由

先ほど紹介した軍事費シェアを見てよく考えて欲しい。既に圧倒的な力を持っているアメリカが日本と同盟を結ぶメリットはあるのか?ということだ。この数字で見れば単純に考えて日本は2.8%→39.8%と大幅に軍事力を高めることが出来るが、アメリカは37%→39.8%と微増するだけだ。

この数字から考えると、対等な同盟関係であればアメリカが同盟を結ぶメリットは無いに等しい。しかし、あえて同盟を結ぶのは見返りを求めているからだ。一部では「いずれ自衛隊が米軍の尖兵として利用されることになるのでは?」と危惧する声もある。

集団的自衛権の行使条件として閣議決定当初は日本人が危機に晒される場合に限定されていたが、今回の首脳会談でだいぶ緩くなってしまった。おそらく今後更にアメリカが望む条件になっていくものと思われる。

日本を「第二のアメリカ」してはならない

同盟を結んでいるからと言って、過度にアメリカに同調することは避けるべきだ。過度に同調すれば世界は日本を「第二のアメリカ」とみなす。アメリカには敵が多い。日本が「第二のアメリカ」となれば数々の国と敵対することになる。しかし、逆に同盟関係を疎かにすれば周辺国やテロリストの脅威が問題になる。大切なのは最良の結果を導き出すことのできるバランス感覚と日本ならではの方法で国際貢献を果たすことでは無いだろうか?

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