政治・社会問題を素人が考える

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イスラム国(ISIS)が月給制だと知って驚愕する人が多いのは、テロに対して無知過ぎることの表れである

   

後藤健二さんらを殺害したイスラム国(ISIS)のジハーディ・ジョンが無人機による空爆で死亡したことが伝えられましたが、空爆の影響はイスラム国戦闘員の給料にまで及んでいるようです。

イスラム国は許しがたいテロ組織ですが、彼らのコミュニティ内にも秩序があります。そうしなければ組織として成り立ちませんからね。

イスラム国シリア人戦闘員は月給制で4万7000円(別途、家族・子供手当が付くそうです)を得ていましたが空爆により財政が悪化し半減しました。外国人戦闘員はシリア人の給料の2倍ですが彼らも半減したそうです。

イスラム国にはただの傭兵も多く存在する

イスラム国には宗教的な価値観で参加する人もいますが、貧困から逃れるために止むを得ず参加する人もいます。

金の為に人を殺すのか?

と思われるかも知れませんが、いわゆる傭兵みたいなものですよね。

殺害された、湯川遥菜氏も傭兵でした。

湯川遥菜氏はシリアで傭兵をやっていたわけですが、政府側か反政府側かという選択肢を迫られるわけです。どちらを選んでも金で雇われて人を殺すことには変わりありません。

イスラム国の傭兵になった人もそれと変わらないと思うんですよね。思想云々ではなく、ただただ雇い主の依頼通りに戦っただけ、そんな人が多く存在すると思います。

空爆で給料が減ってもテロが無くならない理由

給料が減ってイスラム国を抜けるのは、元々思想の無いただの傭兵です。

各地でテロを起こしているのは傭兵ではなく、金銭に関係なく思想で行動する人達なんですよね。

彼らは自分が死ぬことを前提でテロを起こします。なので、イスラム国経済難になって傭兵がゼロになってたとしても単独でテロを起こすでしょう。

軍隊は数がいてこそ成り立ちますが、テロはたった一人でも実行出来てしまうのが恐ろしいところなんです。

だから、空爆でテロリストを殲滅していったところで、各地に1人でもテロリストがいれば脅威は消えません。

つまり、大切なのは空爆よりも、憎悪を取り除きテロを起こさせないことが何よりも重要であることは明白です。

イスラム国にも様々な人がいる

イスラム国が月給制だったことに驚愕している人達はもう少しテロの実情を知ったほうが良いと思います。

彼らだって日常的に略奪を繰り返しているわけではありません。略奪が日常化しているのならば給料なんて必要ありませんし、無法者ばかりなら組織が内部崩壊します。

戦時の日本でも、混乱に乗じて悪さをする人もいましたし、そうでない人もいたように、イスラム国にも色々な人がいます。全員が全員、惨殺を繰り返すわけはありません。

イスラム国の全てを否定しても何も変わらない

テロは許容してはなりませんが、イスラム国の何もかもを否定してしまえば反発しか生みません。テロが繰り返されるだけです。相手を知り、妥協点を見つけていくことがテロの抑止に繋がっていくのだと私は思います。

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