政治・社会問題を素人が考える

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ISISイラク支配地域が半減。しかしそれが逆にISISの勢力を拡大する理由になるかも知れない

   

17日、米国防総省がイラクのISIS(イスラム国)支配地域が半減した事を発表しました。日々テロ恐怖と戦い続けている現地の人々にとっては救われるニュースかと思います(米軍らの空爆で犠牲になっている人にとってはどちらも脅威だと思いますが・・・)。

でも、イラクで半減というのは、ISISの勢力が半減した事を意味しているのでしょうか?

水面下ではISISの勢力は拡大しているかも知れない理由

支配地域の半減は、表面的には勢力の衰退を表しているように思えます。しかし、それは国同士の戦争に限るんです。

テロというのは思想の問題なんです。つまり、今回の空爆による殲滅活動によって罪の無い人まで巻き込んだことで反欧米思想が世界的に拡大した可能性があるわけです。

ISISの戦闘員は最小で3万、最大で15万人がいるとも言われていますが、たとえそれが半減しても、ISISの思想に共感する人はその何倍にも増えているかも知れないんです(憎悪は拡大するわけです)。

国同士の戦争では戦力は重要ですが、テロに戦力は関係ありません。たった数名いれば世界を恐怖に陥れることが出来るのがテロなんです。

テロは武力ではどうにもならない

さらにテロの恐ろしい所は国境は関係ないところにあります。

世界各地でISISによるテロが起きているように、もはや武力でどうこう出来るレベルじゃないんですよね。

テロは思想の問題ですから、外国人の渡航禁止など意味を持ちませんいくら警備を固めたところでトラックで自爆テロでもされたら防ぎようがないのです。

テロを防ぐ為どうすれば良いのか?

もちろんテロリストの軍事施設の破壊は必要ですし、人質救出の為の武力行使も必要でしょう(一方で空爆で民間人を巻き込んでることに矛盾を感じざるを得ませんが…)。

でも、それでは表面的にダメージを与えただけであって、絶対にテロ問題を解決することは出来ません。先ほど話したように、逆に水面下ではISISに賛同する人が増えている可能性すらあるんですよね。

だから、テロ問題を解決・改善するには、「憎悪抱かせない行動」を取ることが重要になってくるはずです。価値観を押し付けない、認めるべき部分は認める、ということを少しずつでもやっていくことが大切です。

こういった事は空爆のようにすぐに目に見える効果は無いかも知れませんが、長いスパンで見れば最も効果的な手段だと思うんですよね。憎悪が薄れてくれば人を殺す動機は無くなるわけですから。

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