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安倍首相の責任は?百田氏『沖縄の新聞社潰せ』と言論統制発言、自民党議員も。

      2015/11/06

あー、良かった。まだ、このニュースが報道されているということは言論統制はされてない。

今回の件は本当にマスコミは「良くやった」と思う。マスコミのおかげで騒動が明るみに出たからこそ、自民党幹部が止むを得なく「遺憾の意」を表しているが、もし現場にマスコミがいなかったらどうなっただろう?以下に記載する事が実行されていたかも知れない。

自民党の『言論統制』騒動の概要

先日、自民党本部で行われた会合(勉強会)で自民党若手議員から数々の問題発言がされた。

「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番」
「不買運動を経団連などに働きかけてもらいたい」
「テレビの提供スポンサーにならないということが一番こたえる」

また、若手議員の

「沖縄のメディアは左翼勢力に乗っ取られている。なんとか知恵をいただきたい」

という質問に対し、安倍首相の友人であり政治的価値観も近い百田尚樹氏は

沖縄の2つの新聞社は、つぶさないといけない

と発言した。

明らかに言論統制をほのめかす発言だ。

これに対し百田氏は「冗談のつもりだった」と弁解しているが、その後にとんでもないことをツイッターで発言した。

炎上ついでに言っておくか。私が本当につぶれてほしいと思っているのは、朝日新聞と毎日新聞と東京新聞です

・・・まるで反省してない。

「冗談」だと発言を撤回した矢先に、同じようなことをまた言ってる。擁護のしようがない。

さらに先日、

「その時は冗談口調だったが、今はもう本気でつぶれたらいいと思う」

と発言している。彼の『冗談』は『真意』なのだろう。呆れて口が塞がらない。こんな男に首相が同調しているのだから日本の行く先は暗い。

百田氏の問題発言は今に始まった事ではない。以前テレビ番組でスタジオジブリの宮崎駿監督を「反日」「売国奴」呼ばわりしたのだ。宮崎駿監督ほど日本に貢献している日本人はいないといっても過言ではないのに。

ちなみに騒動のソースである朝日新聞の記事では、6月27日時点で23065件ものツイートがされている。数千件いけば一大ニュースなのに10倍という驚愕の数字だ。歴代のニュースのなかで最も反響があったのではないだろうか。それだけ今の自民党に国民は怒っているという事だ。

責任は自民党と安倍政権に有り

とはいっても、百田氏は民間人だ。だから百田氏自身に責任を問う必要は無い。

問題なのは百田氏を講師として任命した自民党だ。過去の言動を見れば百田氏がそういう発言をする人物である事は分かっていたはずだ。我々国民ですら分かっているのだから知らないでは済まされない。むしろ、百田氏を講師として招くということは、この偏った思想を党員に植え付けるという狙いがあったのではないか?

また、この言論統制の流れは今に始まった事ではない。総選挙の前に『公平に』とメディアに文書を送りつけ『圧力』をかけたり、テレビ朝日やNHKの幹部を自民党本部に呼び出し『指導』するといったことをやっている。これは『言論の自由』に反する行為だ。そしてこれは安倍首相の指示によって行われたものだ。また、安倍首相のフェイスブックでは批判意見をブロックし賛美するコメントだけを掲載している。

つまり、若手議員の行き過ぎた発言も、安倍首相・政権の意思が若手議員にまで浸透した結果なのだ。

今回はたまたま、マスコミに会合の内容が漏れたから、自民党幹部は遺憾の意を表しているが、若手議員の発言は幹部の意見そのものだろう。

今回の件で若手議員が処分される事があったとしても『トカゲの尻尾切り』でしかない。そういう思想を持った人物を講師として招いたのは上層部なのだ。つまり、最高責任者である安倍首相に責任を問うべきなのだ。

言論統制の本当の危険性

言論統制を行う代表的な国として北朝鮮がある。

我々日本人は北朝鮮を酷い国だと感じる。それは密告などで北朝鮮の『酷い』現状が伝わりメディアによって拡散されるからだ。

しかし、北朝鮮国内の多くの人は、主導者である金正恩を『素晴しい』と褒め称えるわけだ。

このような大きな違いが生まれる理由が『言論統制』なのである。

言論統制をすれば都合の悪いことを隠蔽し、良い部分だけを国民に伝え洗脳することができる

メディアの偏向報道は良いのか?という意見

この手のニュースになると「マスコミの偏向報道は良いのか?」「政府よりマスコミを何とかしろ!」という意見を目にすることが多い。しかし、マスコミは今の体制を維持するべきだろう(勿論、嘘は駄目だが)。

海外ではマスコミが政権をバッシングするのは当たり前のことなのだ。しかも日本よりもっと過激だ。何も「海外がそうだから日本もそうしろ」と言ってるわけではない。ちゃんと理由がある。

政府というのはそれ単体で強大な発言力があるわけだ。今やメディアを通さなくてもネットで自由に発言ができる。それに加え、政府がメディアをコントロールしてしまったらどうなるか?

政府の暴走を抑制する勢力がなくなってしまうのである。そうなれば何をするにも自由だ。

だから政府とマスコミは独立し、互いを監視し合う必要がある。そうすることで国のバランスが取れるのだ。

おわりに

これが今の自民党がやろうとしていることだ。民主党政権だった時も言論統制が問題視され非難されている。政府に同じ過ちをさせてはならない。徹底的に非難するべきだ。

一部の右翼は「もっとやれ!」とこの暴挙を絶賛しているが、あまりにも愚かだ。これは右翼、左翼の問題ではない。日本人全員の危機なのだ。

言論統制は「これから言論統制します」なんてアナウンスはされない。なんの違和感なく自然と始まるのだ。もし急に、自民党議員の不祥事が目立たなくなったら言論統制は既に始まってると思ったほうがいい。

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