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ドローン配達実用化の法整備以前に3つの重大な問題

   

何かとニュースになりやすいドローン問題ですが、ドローンによる配達・宅配サービスが近年のうちに実現されそうです。安倍首相は3年以内に実現したいと述べていて法整備を進めている模様です。

これに関して、大きな問題を3つほど含んでいると思うんですよね。その3つの問題を話す前にドローン配達が実用化した際のメリットを話しましょう。

ドローン配達のメリット・利点

宅配サービスをやっている業者、例えば、ピザ店、ファストフード店、宅配便などなど比較的軽量の荷物を運ぶ業者にとっては画期的なものであり、ビジネス的にも大きなチャンスなんですよね。空を飛ぶため交通渋滞にはまることも無く時間通りキッチリ届けることが可能で、配達にかかる時間も大幅に短縮できるはずですからね。

特に交通網が不十分な山間部、車やバイクが通れないような場所は劇的に改善されるはずです。テレビでやっていたんですけど、車もバイクも通れない山奥に届ける場合は当然徒歩での移動になるわけで片道3時間とかかかるんですよね。それがドローンを使えばあっという間に到着するようになります。ドローンは重い物は運べませんが、それなら分割して複数台で配達すれば良いですしね。

あとは、橋を渡らないと行けないような場所。田舎の方だと橋の数が少なく10キロメートル置きにしか架かっていなかったりすることが多いんですよね。なので川をまたげば数百メートルの短い距離を10キロメートル遠回りしないと行けなかったんですよね。それがドローンの登場で改善されます。宅配利用者には関係無いことですが、配送業者は歓喜でしょうね。

ドローン配達の3つの重大な問題・デメリット

さて、本題に入りましょう。法整備以前にドローン配達の実用化にはいくつかの問題を抱えています。

1. 景観の悪化

さきほど紹介したメリットでお分かり頂けたと思いますが、ドローン自体の性能が向上し安定的に運用できるようになったら、あらゆる業者がドローンを使い配達をするようになります。

そうなれば空には無数のドローンが飛び交います。未来的と言えば聞こえは良いかもしれませんが、景観が悪化するのは明らかでしょう。そして、数が増えれば騒音問題にも発展します。

2. 事故の危険性

無数のドローンが飛び交えばドローン同士の衝突事故が起きたり、そうでなくても単独での落下事故も多数発生するようになります。

しかも配達に使われるドローンは荷物を積んでいて重量があるわけです。人に直撃すれば命の保証はありません。

そして、人々は「いつか落ちてくるのでないか・・・」と気が気でありません。常に空からの落下物に怯えながら生活しなくてはならなくなるかも知れません。

3. 交通インフラ整備の難しさ

地上を走る乗り物は信号や標識といった交通設備により制御されています。厳格なルールと設備が備わっているから安心して普段の生活に取り入れることが可能なわけです。

また、飛行機は管制官の指示があったり、高度なレーダーを備えていたり、さらにはパイロットは膨大な量の訓練を積んでいます。それによって安全が保たれているんですよね。それに、飛んでる数自体が少ない為トラブルに合う可能性は必然的に低くなります。

しかし、ドローンは個人がリモコンで飛ばしている為、管制官を設けることは出来ませんし、レーダーもありません。操縦技術も飛行機パイロットの足元にも及びません。普及すれば相当の数が空を飛ぶようになり不意のトラブルが増えます。

ドローン配達は交通インフラが整っていないエリアに限定したほうがいい

これまで述べてきたように、個人的には人が密集した都市部でのドローン配達はすべきでないと思います。利便性よりも危険性が上回ると思うからです。

しかし、最初に紹介したメリットの部分。車やバイクが通れないような場所への配達にはどんどん活用すべきだと思います。利便性は大幅に向上しますし、人が少なければ危険性もほとんどありません。

以前書いた自動操縦の自動車の記事もそうですが、利便性と危険性はトレードオフだと思うんですよね。自動車といえばオートマ車の登場によりマニュアル車では起こりえない事故が頻発するようになりましたし。

極力リスクを回避できるような運用方法を考えなくてはならないと思います。

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