政治・社会問題を素人が考える

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ドローン少年が暴走した責任は視聴者と運営にあり

   

前回の考察記事ではドローン規制による反発心がこのような騒動を引き起こした可能性があるという旨のことを書いたが、どうやら少年の場合は違うようだ。

ドローン少年はニコニコ動画・ニコニコ生放送などでノエルという名前で配信していることが発覚し、少年が投稿した動画の視聴者は数万人いるとされている(ツイッターフォロワーは8,000人以上)。ファンと一言にいっても形は様々で「面白くて見てる人」、「煽って楽しむ人」、「金銭を支援する人」と様々な形態が存在する。

というのも、少年の動画は特殊(ある意味ニコニコらしいとも言えるが・・・)で、ドローン騒動以前から、裸で配信したり、視聴者を挑発したりと何かと問題のあるものが多かったようだ。

多額の支援と大きな反響が少年の行動を加速させた

今回の騒動が起きたのは少年の資質もあるが、それ以上に動画の視聴者の存在が大きいと感じる。

なぜなら、「こんな動画、見る価値無いな」とスルーしていれば少年も動画を投稿しなくなっていたはずだからだ。反響が無い動画を作成しアップすることほど虚しいものはない。しかし、視聴者は面白がって少年を煽りもっと過激なことをさせようと誘導したわけだ。

さらに問題なのが支援者の存在だ。支援者は数名いるとされているが多い人では25万円もの支援をしたとされている。25万円を振り込んだ支援者は「とにかく何をするか分からないというところに視聴者は惹きつけられていると思う」と発言している。

考えようによってはこれは金や動画の反響によって少年を操っているという見方が出来る。

少年の行動理由は「金を得ること」と「反響を得る(視聴者の要望に答える)こと」だ。それで少年は満たされるのだろう。逆に金と反響が得られれば犯罪染みた行為をする必要性は無いはずだ。

しかし、少年が犯罪染みた動画をアップし続けたのは「視聴者の存在」があったからだ。先ほど紹介した支援者のコメントの通り視聴者は「何をするか分からない」犯罪染みた動画を望んでいるのだ。

もし、今回逮捕されたのが大人だったら「お前が悪い」と投稿者に全責任を押し付けることも出来るが、今回の件は15歳の子供だ(13歳ぐらいから配信していた模様)。視聴者の責任は重い。

社会が変わらなければ同じ事件は繰り返される

人は「認めてもらいたい」という感情、いわゆる承認欲求を持っている。視聴者がスリリングな動画を望めば、承認欲求の強い動画投稿者はまるでマインドコントロールされたかのように平然と危険を冒してしまうのだ。現にニコニコ動画には過激な投稿をする人が多く、その動画は大きな反響を集めているわけだ。

つまり今回の事件は少年個人の問題というよりも、日本の社会全体の問題と考えるべきだ。国民一人ひとりが自身のモラルを見直さない限りは今後も同じ様な事件は続くだろう。

ニコニコ動画が犯罪を取り締まらない理由

そして、こういった動画やコメントを野放しにしているニコニコ動画自体にも問題がある。今回に限った話ではない。運営開始当初から犯罪まがいの動画が野放しにされているのだ(初期のニコ動を知っている人なら著作権違反動画でニコ動が成長したことはご存知だろう)。

ニコニコ動画には「通報」機能が用意されているがあまり機能しているように思えない。私も何度か通報したことがあるが、明らかに違法コンテンツなのに何日経っても対応されないというケースは実に多い。

こういった状況が続いているということはニコニコ動画はこういった犯罪まがいの動画の存在によって運営が成り立っていると思わざるを得ない。

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