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嫌韓本は『国益』に繋がるか?国益を勘違いする人達

      2015/05/13

数年前から嫌韓本が日本でちょっとしたブームになっている。専用コーナーまで登場する始末だ。正直言って気味が悪い。

嫌韓本で”目覚めてしまった”心配な日本人

嫌韓本の愛読者は、

  • 「正しい歴史を知る為だ」
  • 「嫌韓本を読んで目覚めました!」
  • 「日本は今まで我慢してきた。もう限界だ!」

などと言って嫌韓本の存在を正当化している。

はっきり言って嫌韓本はただの『娯楽』用品でしかない。それも”悪趣味”な娯楽だ。嫌韓本では正しい歴史は学べないし、”目覚め”もしない。「我慢の限界」だから嫌韓本に感化され無差別にヘイトスピーチや誹謗中傷を行うのか?いつから日本人はテロリストまがいのことを正当化するようになったのだろう。

嫌韓本は所詮は金儲けの道具。だから煽りや嘘も多い

嫌韓本は『ビジネス』道具だ。これを売ることで生計を立てている人がいるわけだ。事実確認もろくにしない粗末なネタで煽り、それで飯を食べてるわけ。それを読んで「目覚めました!」とありがたがっているところを見ると「日本人大丈夫か?」と心配になる。

嫌韓の定番ネタである慰安婦問題も「強制連行、20万人の犠牲者は韓国の捏造だ」と散々言っていたわけだが、結局、捏造していたのは日本の朝日新聞、20万人という数字も嘘ではなく”最大で”20万人というのが韓国の主張だ。これを日本が”最大で”という部分を隠し捏造したのが現実なのである。

こんな不毛な争いを70年間も飽きずにやってるわけだから結局のところ日本と韓国は同レベルなのだろう。争いは同じレベルの者同士でしか発生しないということだ。あえて言うなら日本は韓国のレベルに落ちて、韓国は日本のレベルに近づいたように思える。それだけ嫌韓ブームは民度を下落させる。

結局のところ嫌韓本は自分より劣っている標的を作り出し、馬鹿にし、優越感に浸るためだけの悪趣味な娯楽でしかない。歴史を学ぶなら図書館でちゃんとした資料を読んだほうがいい。ちゃんとした資料には「感情」が含まれていないからフラットに知識を得られる。しかも無料だ。

事実確認もろくにされていない妄言満載の嫌韓本だが事実も当然書かれている。すると「やっぱり韓国は酷い国だ」という反応になるのは分かりきっている。「事実も書かれているんだから読む価値はある」と主張するだろう。

しかし、本当にそうだろうか?韓国の悪い面ばかりを知ることに価値はあるのだろうか?それが国益に繋がるのか?

日本の国益の為にやるべきこと

私の答えはノーだ。

悪い面なんて一つや二つ誰にでもある。細かい部分を挙げれば数え切れないぐらいあるだろう。それを全て突いていたら関係は悪化するばかりだ。実際、嫌韓本や嫌韓サイトを見た人は「知れば知るほど嫌いになる国、それが韓国」などというしょうもない名言を吐く始末だ。そりゃ悪い面ばかり注目していればそうなるのは当然だ。親日国の台湾だって悪い面ばかり注目すれば嫌いな国になるだろう。

つまり韓国の悪い面ばかりが書かれた嫌韓本は「もっと韓国を嫌いになりましょう」という反日教育顔負けのメッセージが込められたものなのだ。嫌いになれば更に差別問題が悪化し日本は世界から白い目で見られることになるだろう。さらに悪化すれば治安悪化、さらには武力衝突にもなりかねない。そして著者はそんなこと気にすることもなく愛読者から金を貪り続けるわけだ。国益なんてあったもんじゃない。百害あって一利無しだ。

また、日本を批判すると「反日」「売国奴」「国益に反することするな」などとトンチンカンなことを言い出す人がいるが自国の批判は最大の国益だ。批判があるということは改善の余地があり、それを実行すれば日本は良い方向に向かうということなのだ。それを「反日」、「売国奴」などと言って封殺していては日本は衰退していくばかりだ。

そして相手の良い面に注目することだ。良い面を見てくれれば嬉しいと感じるのが人間だ。そして好意を持つ。好意を持てば相手にも喜んでもらいたいという気持ちが働く(好きな相手に嫌がらせをするのは不器用な子供くらいだ)。国益に繋がることは明らかだ。

嫌韓ブームによって”洗脳状態”にある人達は一度頭を冷やして何が国益に繋がるか真面目に考えるべきだろう。

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