政治・社会問題を素人が考える

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自衛隊機に異常接近した中国機に対して「攻撃しろ」と言う平和ボケした人達

      2015/11/06

25日、中国の戦闘機が自衛隊機に異常接近するという問題が発生しました。
日本側はこのように主張しています。

(自衛隊機は)普通に公海上を飛んでいるのに、あり得ない。常軌を逸した近接行動だ。あってはならないことだ

「常軌を逸している」 小野寺防衛相が中国軍機異常接近を批判

一方、中国側も対抗してこのように発言しています。

自衛隊機が中国の防空識別圏に侵入し、中ロ合同演習に対し偵察・妨害を行った

「演習妨害」と反論=自衛隊機への異常接近―中国国防省

ネット上では「中国が嘘を付いてる」という意見が多いですがそうとも言い切れません。

まずは、日本側の主張は当然正しいです。30~50メートルぐらいまで接近されれば偶発的に事故が起きる可能性もありますから、このことについては批判されておかしくないでしょう。

そして、中国側の主張です。これも実は間違っていません。
問題が起きた場所は中国の防空識別圏(ADIZ)ですから侵入したことは事実です。また、同時に日本の防空識別圏でもあります。防空識別圏は各国が自由に設定できるので重複することも珍しくありません。

問題は中国が主張する「自衛隊機が断りなく演習空域に入った」、「必要な識別、警備措置を取った」という点でしょう。これが事実であれば日本側にも問題があります。日本側が通信を怠ったことで中国側が威嚇をした可能性も否定できません。

現時点ではその点に関し、日本側の主張は公表されていないようなので、どちらに原因があるかは不明です。日本に落ち度が無ければ通信記録を公開し無断進入で無いことを明らかにすべきだと思います。

この件で「中国機を撃ち落せ」という平和ボケした人達

今回の問題に対する反応で「中国機を撃ち落せ」という人が意外にも多い事を懸念しています。匿名ならまだしもFacebookで実名顔出しでそういった発言をする人も少なくありません。

もし今回の件が中国側に全ての原因がある場合、中国機を撃ち落すべきだったでしょうか?
私はそうは思いません。無論、現場がそうせざるを得ないと判断したならその決断を尊重します。しかし、普段安全なところでのうのうと生活している人が軽々しく言っていい言葉ではありません。

武力を使って攻撃をするということは人を殺すということです。
いかなる正当な理由があっても、人を殺せばトラウマに苦しみます参考記事)。
反撃にあって殺されてしまう可能性だってあります。

配偶者、親族、友人、知人に自衛官がいたら「攻撃しろ」「撃ち落せ」といった言葉は出てこないはずです。自らの発言でその人を殺す可能性があるからです。
平然とそういった言葉が言えるのは「戦うのは自衛隊。自分には関係無いし」と他人事のように思っているか、冗談で言ってるかだと思います。いずれにしろ平和ボケしているとしか言いようがありません。

もし、本当に攻撃すべきと思うのであれば今すぐ自衛隊に入隊して訓練を積み前線で戦えるように備えておくべきでは無いでしょうか。

終わりに

自衛官の仕事はあくまで防衛です。
身勝手な意見で人の一生を左右することはあってはなりません。
どう対応するかは現場の裁量で行うべきだと思います。

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