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【安保法制】安倍首相”国民の不理解は野党のせい”だと責任転嫁

      2015/09/29

安保法制成立後9月25日の会見で安倍首相が、

「戦争法案」という名称は「根拠のない不安を煽ろうとするものであり、まったく無責任」

と野党を批判した件について、非常に”ふざけた発言”だと思ったので物申そうと思います。

『戦争法案』はレッテルではなく安倍首相の説明不足が招いた当然の結果である

一般国民が野党に対して「戦争法案なんてバカみたいな事言ってないで仕事しろ!!」と批判するのは当然の権利です。しかし、安倍首相がそれを批判するということはおかしい事だと思いませんか?

安倍首相が野党を批判するのが間違っている理由は簡単です。安倍首相がまともに議論をしようとしないことによる不信感が「戦争法案」という言葉を生み出したからです。

安保法制に「審議不十分、説明不足」と答えている国民は8割もいるんですよね。審議不十分、説明不足を別の言葉に言い換えれば「安倍首相が何を考えているのか分からない」ということです。すなわち、「安倍首相は戦争をするつもりなのかも知れない」という疑念が生まれてしまってもおかしくないんですよね。

安倍首相・安倍政権が野党や国民ときちんと向き合って議論を尽くせば、『戦争法案』というレッテルはおのずと無くなっていたと思いませんか?反対意見に誠実に向き合わなければ当然「何か裏があるのでは?」と疑われて当然です。

野党に責任転嫁する安倍首相。そもそも与党はまともに審議する意思が無かった!?

つまり、今回の安倍首相の野党批判は『責任転嫁』他なりません。野党や国民の意見に真摯に向き合っていればこのような事にはならなかったわけですからね。

よく耳にする主張として「審議を放棄してるのは野党だろ!」というものがありますが、逆だと思うんですよね。何故なら野党は法案成立阻止する為には審議は必要不可欠であるのに対し、与党は数の暴力で審議不要で法案を成立させることが出来るからです。

先日の野党がやった審議拒否は、『表面的だけ審議をしてるように見せかけている与党への抗議』です。与党がまともに審議をするつもりなら野党が審議拒否するメリットがありませんからね。

与党的には何としてでも成立させたいわけですが、まともに審議を繰り返せば与党に不利になります。だから『見せかけだけの審議』を行い、その結果、野党や国民の反発を買ったということなのでしょう。

また、何かとトラブルが絶えない田母神俊雄氏もマスコミに責任を押し付けていますね。マスコミがどうこう以前に安倍首相が説明すべきことを説明していないのがそもそもの原因ではありませんか?

国民はメリットよりもリスク(デメリット)を知りたがっている

中国の侵攻の脅威はリスクです。それに関しては首相はきちんと説明しました。しかし、自衛隊の犠牲や日本のテロ被害のリスクに対する説明はほとんどなされていません。あえてそうしたテーマを避けているわけです。

たとえ安保法制で中国の行動が抑止されても、代わりにテロ被害で多くの市民の命が失われたり、アメリカの軍事行動に協力することで多くの自衛官が犠牲になれば意味が無いんですよね。だから、安倍首相は考えられるリスクを全てリストアップして徹底的に議論し、より多くの国民が納得したうえで安保法制は成立させるべきだったんですよね。

再度言いますが、安倍首相が『説明すべきことを説明しなかった』、これが国民の理解が深まらない根本的な原因です。

外敵より内敵を作らないことから始めるべき

安倍首相がまともに審議するつもりがあったかどうかは推測の域を出ませんがこれだけはいえます。

安保法制や安倍政権への不信感は野党のレッテル貼りが原因ではなく、安倍政権そのもの不誠実さに原因があるということ。

政府が不誠実であれば、当然国民は抗議します。抗議の声が大きくなればコントロールが難しくなり、暴徒が生まれ治安悪化が懸念されるわけです。そうならない為にも民意に耳を傾けることが重要なんです。

日本を守るのであれば、まずは国内に敵を作らない事から始めるべきだと私は思います。

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