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安倍首相や日本の政治家がテロリスト非難表明を出してはいけない理由

   

「強い衝撃と怒りを覚える。いかなる理由があろうともテロは許されない。断固非難する」とこのように、先日起きた『パリ同時テロ』について安倍首相が非難表明しました。なお、犯人はイスラム国(ISIS)とされています。

安倍政権を支持する人達は「よく言った!」とか「テロに屈してはならないのだから当然の発言」と好意的に受け止めているようです。しかし、私は安倍首相や日本の政治家、さらには発信力のある日本のメディアはテロを非難してはならないと考えます。

こんな事を言うと「テロリストを擁護するのか!?」と批判殺到しそうですが、そういった意図は全くありません。もちろん私もテロは世界から根絶しなくてはならないと思っています。

では、なぜ私がこんな事を主張するのかというと安倍首相や日本の政治家たちに大きな矛盾があるからです。

安倍首相はイスラム国(ISIS)掃討作戦に”参加しない”と名言

安倍首相は2014年に以下のような発言をしています。

みんなの党・行田邦子参院議員:「『イスラム国』への武力行使は長期化するとみられていますが、仮に集団的自衛権の行使を可能とする7月1日の閣議決定に基づいた法整備が行われた後、米国から軍事的支援要請があった場合、総理は拒絶されますか、どのような判断をされますか」

安倍総理大臣:「先般の閣議決定のもとでも、かつての湾岸戦争やイラク戦争における敵を撃破するために大規模な空爆や攻撃を加えたり、敵の領土に攻め入るような行為に自衛隊が武力の行使を目的として参加することはありません」

これは安保法制により集団的自衛権が行使可能になった場合の行使範囲に関する発言ですが、安倍首相はイスラム国に対する”攻撃はしない”と明言しています。

「これが今回のテロ非難と何の関係があるのか?」と思われるかも知れませんが、大ありです。

首相によるテロ非難はテロリストに対する宣戦布告と同義

以前イスラム国に日本人が拘束され殺害された事件でも安倍首相はテロリストを非難しました。それに対してイスラム国は、安倍首相や日本国民に対してのテロの予告とも受け取れる発言をしたわけです。

そこらの犯罪者を非難するのとはワケが違うんです。テロリストを非難することは国民全員に危害が及びかねない重大な行為なんですよね。

お気づきかも知れませんが、ここで矛盾が生じます。

安倍首相や政治家のように発言力のある者によるテロ非難は、テロリストからしたら宣戦布告なんです。宣戦布告をすれば当然日本に危害が起こります。それこそ今回起きたパリ同時テロや以前アメリカで起きた9.11同時多発テロのようなことが日本でも起こりかねないということなんですよね。となると必然的に自衛隊はテロリストの掃討作戦に参加せざるを得なくなるのです。

テロリスト掃討作戦に自衛隊を参加させたくなければテロリスト非難は控えるべき

ここまで述べてきたように、安倍首相や政治家が安易にテロリストを非難すれば日本がテロの対象になり、嫌でも自衛隊が掃討作戦に参加しなくてはならなくなります。だから、日本がテロリスト掃討作戦に参加しないという考えならば、安易なテロ非難は避けなければならないのです。

「断固非難する」という政治家たちの身勝手な表明は、国民を危機に陥れ自衛官を戦場に狩り出し無駄に命を捨てさせるだけで全く価値の無い発言です。はっきり言ってしまえば「良く思われたい」という政治家の欲を満たす為のパフォーマンスでしかないんですよね。

安倍首相の本心が気になりますね。
本当に自衛隊を掃討作戦に参加させるつもりは無いがうっかり考え無しに発言してしまっただけなのか、それともテロへの制裁を口実に自衛隊を本格的に軍事活動させる事が狙いなのか。いずれにしろ日本の行く先が不安になりますね。

 

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